ホットストーンという名前は聞いたことがある人も多いと思います。ホットストーンを使ったマッサージをロミロミだと思っていた!という声をけっこう聞いたことがありますが、もしかして日本ではロミロミよりホットストーンの方が有名なんじゃないかな?と思うこともあります。
ホットストーンとは
ホットストーンマッサージとはその名の通り、温めた石を使って行うオイルマッサージになります。石は一般的に玄武岩を使用しますが、温めた石で筋肉のコリにアプローチしていくので、玄武岩の遠赤外線効果により血流を促し、体の芯に蓄積された疲労や痛みをしっかりほぐし、女性特有の冷えやむくみ、生理痛にも効果があるという、聞いているだけで最高の癒し効果があるマッサージです。それもそのはず、普通のマッサージの5倍の効き目があるとてもパワフルで治療効果が高いそうです。
ロミノハワイマッサージスクールのアドバンスコースでは5日間でホットストーンを学んでいきます。
ホットストーンって最高!
私はホットストーンもこの授業で初めて受けましたが、授業中にも関わらず一番リラックスしてうとうとしてしまうマッサージでした。受けることも勉強なので、石がどんな風に感じるのか、熱過ぎずぬるく感じるのはどれぐらいか、圧はちょうど良いのか入りすぎて痛いのか、いろいろ感じなければいけません。私はマッサージ中はあまり眠る方ではなく、そもそも授業なので寝てはいけませんが(笑)、ホットストーンはなんといっても全身が温まり、まるで本当に温泉に入っているような感覚になります。何度寝落ちしたことか分かりません(笑)。そして自分が施術する側でも、とってもポカポカ温かくなるマッサージなんです。
南国ハワイとはいえレストランや建物内、バスなどは冷房がとても効いているので、観光客の方はもちろん生徒さんも末端が冷えている方はけっこう多いです。私も実技の授業でモデルになると、いつも足先が冷たいとクラスメイトに言われていました。なのでホットストーンでマッサージされると、特に冷えていた足先が温められ、温かい血が全身を巡っていくような感覚が得られました。授業とはいえ本当に至福の時間でした。
大変だったこと
準備
まず石を温めなくてはなりませんので、お鍋のようなホットポットに石と水を入れてから、適温のお湯になるまで20分程待ちます。20分じっと石がコトコト温まるのを待っていたら時間が勿体ないので、授業が始まる30分ぐらい前にこれらの事前準備はしておかなければなりません。
温度調整
温度は高すぎても低すぎてもダメなので、微妙な温度調整が必要になります。温度計は常にチェックします。
石の取り扱い
ポットからお玉ですくって石を取り出しますが、そのままでは持てないですしそれを皮膚に乗せたら熱い場合があるので、お水をはったボールに一度くぐらせて休ませてから手に取ります。
そのためボールや水、石をすくうお玉、テーブルが水浸しにならないよう数枚のタオルなど、必要な準備物がけっこう多いです。
後片付け
ポカポカ温まり気持ち良かった授業が終わると待っているのはオイルまみれの石です。一つ一つブラシとソープで石にたくさん付いたオイルを洗浄し、しっかり乾かしてから片付けましょう。
反省点
授業で感じたことは、体の部位に適した石の選別をすぐにできるようにすること、もっと石に慣れて石の取り扱いをスムーズにしなければならないこと、などなど反省点はたくさんありました。実際にお客様にホットストーンマッサージをするときは時間も決まっているのでモタモタしてはいられません。
準備から後片付けなどもシーツを引くだけのオイルマッサージとは異なり大変ですが、自分がいつか日本で施術するようになったら絶対メニューに取り入れたい大好きなコースになりました。