私はロミロミ留学アドバイザーとしての調査も兼ねていたので、ハワイ留学期間中の滞在先として、なるべく色々なタイプの家や場所、滞在スタイルを経験してみたいと思っていました。と言ってもコンドミニアムといったマンションのワンルームに1人暮らしをするようなスタイルは家賃が高いので、基本的には安く抑えられる選択肢の中から考えていました。まずはどんな滞在先があるのかをご紹介します。
ハワイ留学中の費用を安く抑えられる滞在先のご紹介
- ホームステイ
- ドミトリー
- ルームシェア
何度も訪問しているハワイとはいえ初めての長期滞在、海外生活です。
ホテル滞在で1週間の旅行とはやはり勝手も違うので、ホストファミリーが生活をサポートしてくれるホームステイでまずは最初の1か月ほど滞在し、ハワイ生活に慣れてから1か月ほどドミトリーでの集団生活がどんなものかを体験してみようと計画をたてました。
3か月目以降はルームシェアに切り替えて、ワイキキの喧騒から離れたカイムキやマノア、ハワイカイ方面など雄大な緑も感じられる憧れエリアでハワイのスローライフを満喫するのも良いな、、と妄想に浸っていました。
ホームステイの紹介&費用比較
ホームステイはホストファミリーとの共同生活になりますが、部屋が確保されていてプライベートはありますので、けっこう快適にすごせました。
レインボーホームステイ 手配料$300/4週間料金$1120
ハワイでホームステイの手配を開始してから15年間以上の実績のあるホームステイ手配会社です。※留学当時(2017年5月)の情報です。
社名 | Rainbow Homestay, LLC |
---|---|
申し込み手数料 | $300 |
空港片道送迎 | $50 |
4週間料金(28泊) | $1120(食事つき)/$840(食事なし) |
連絡先 | rainbowhomestay1@gmail.com/808-277-9016 |
ホームページ | http://rainbow-homestay.com |
オハナホームステイ 手配料$300/4週間料金$1440
英会話レッスンなども行っている手配会社です。※情報更新しました(2021年9月時点)
社名 | Ohana Homestay, LLC |
---|---|
申し込み手数料 | $300 |
空港片道送迎 | $70 |
4週間料金(28泊) | $1440(食事つき)/$1140(食事なし) |
連絡先 | info@ohanahomestay.com |
ホームページ | http://ohanahomestay.com |
ホームステイのまとめ
ホームステイはハワイに到着してからすぐの滞在先としておすすめです。日本にいる間にネットから事前に申込み手配など各ホームページにてお申込みが可能です。
ドミトリーの紹介&費用比較
ドミトリーとはシェアハウスのようなイメージで、リビング・キッチン・バスルームはもちろんシェア、ベッドルームも数人でシェアするようなプライベートがほとんど無いスタイルの滞在方法です。
マッカリーシェアハウス 一泊22ドルから
ワイキキから10分ほどのマッカリーエリアにあるシェアハウスです。自転車レンタルや携帯レンタルも手配してくれます。
名前 | McCully House |
---|---|
場所 | マッカリー |
1泊料金 | $26/$30(女性専用ROOM) |
1カ月料金(1泊) | $22 |
退出時の清掃料金 | 不明 |
連絡先 | mhousehawaii@gmail.com/808-203-0724 |
ブログ | https://ameblo.jp/hawaii-mccully-house |
ワイキキシェアハウス 1泊27ドルから
ワイキキ内の激安シェアハウスです。
名前 | ワイキキシェアハウス |
---|---|
場所 | ワイキキ |
1泊料金 | $33~(時期により変動有) |
1カ月料金(1泊) | $27~(時期により変動有) |
退出時の清掃料金 | $38 |
連絡先 | hawaii@axiv.us/808-923-8883 |
ホームページ | https://condohi.net/sharehouse/ |
ドミトリーのまとめ
ドミトリーは私が希望する時期の予約が混雑してベッドが埋まってしまい予約が取れず、集団生活は体験することができませんでした。意外と人気あるんだな~~・・・と少し残念でしたが、「自分のプライベートルームがない=自分のデスクがない」ので、勉強をしたい学生には向かないかもしれないな。と、ドミトリーを体験できなくて逆に正解だったと後から思いました。
ルームシェア
ルームシェアはリビングやキッチンなどを共有して、部屋はそれぞれプライベートが確保されている滞在方法です。ルームシェアの物件は基本的にはネットから探します。
探し方は、びびなびハワイかCraig Listというコミュニティーサイトの住まいのカテゴリーから検索できます。
- びびなびハワイ(日本語です)https://hawaii.vivinavi.com/
- アロハストリートクラシファイド(日本語です)
https://www.aloha-street.com/classified/ - Craigslist(英語です)https://honolulu.craigslist.org/
私の体験談
びびなびは日本人向けのサイトなので基本的に日本語で日本人コミュニティーになります。私は滞在中少しでも英語力を上げたいなと思っていたので、ローカル向けの英語サイトCraig Listから探すことに決めました。
ルームシェアの部屋を探しはじめたのは2週間前
探し始めるタイミングがけっこう大事で、ハワイ渡航前などあまり早すぎると家主がルームメイトを必要とするタイミングと合わなかったり、かといってギリギリすぎても万が一部屋が決まらないと困るので、程よいベストなタイミングで探すことがポイントです。
またルームシェアは長めに滞在する予定だったのでお部屋を直接見たいと思っていました。
私は、学校が休みで引っ越しするのに都合が良い土曜日を目指して、引っ越し予定日の2週間前頃から本格的にCraigslistで探し始めました。
気になる物件をリストアップ
まずは良いなと思った気になる物件を片っ端からリストアップします。
土地感覚があまりないので、住所から場所を確認するのにもGoogleMapでそこからワイキキまでの通学がどうなるのかいちいち調べます。バスの乗り換えが不便だったりバス停から遠かったりしたらリストから削除したり一つ一つじっくり検討しますが、数日後など時間をおいて再度ホームページを確認するとリストアップした物件が消えてしまっているものもあり、逆に新たな物件もアップされていたり、情報は常に更新されるので何度も比較検討しました。
最終的にそのリストアップから厳選した数件に絞り、「部屋を見に行きたい」と、まずはショーイングのリクエストをいくつかメールしました。
やり取りは物件を掲載している家主のオーナーと直接なので英語になりますが、文章作成はなんとかなりました。やり取りなど受付は電話で、というところもあり、悪くない物件でしたが電話をかける勇気が出ませんでした。。
Craig Listから探して実際にショーイングできたのは1軒、また私は現地の友人からも紹介してもらったので、合計で3つの物件を実際にみて、最終的に2つの物件でどちらにするかをとても悩みましたが、私にとって比較検討する上で重要になったポイントは以下でした。
物件を決める上での比較検討ポイント
- 家賃:自分の予算内か
- 場所:通学に不便じゃないか
- 設備:洗濯機やキッチン回り、勉強机などの家具が整っているかなど
- 住人:一緒に長く住むことができそうか、フィーリングなど
滞在先は学校以外にハワイ生活を送る上で一番重要だと思います。
ご飯を食べて寝るだけの場所ではなく、自分の時間を自分らしく、快適に過ごせるか、ハワイ暮らしを楽しめる大切なポイントになると思います。
私はラッキーなことに素晴らしいルームメイトと滞在先に恵まれ、学校以外の時間もとても幸せで充実したハワイ生活を送ることができました。
ルームシェアという共同生活と一人暮らしという選択肢、ドミトリーやホームステイとハワイには様々な滞在スタイルがあり、短期でも長期でも一番かかる費用は家賃になります。ここはなるべく抑えたいところですが、安いからと選んでも環境が悪かったり、完ぺきな物件でも家賃が高ければ生活が苦しくなってしまうかもしれませんので、値段よりもライフスタイル重視がおすすめです。
各滞在先のメリットとデメリット
自分に合った滞在先を検討するのに私が感じたそれぞれの滞在先のメリット&デメリットを紹介します。物件探しの参考にして頂ければと思います。
ホームステイのメリットとデメリット
ホームステイのメリット
- ホストファミリーが生活をサポートしてくれる
- ローカル生活を体験して異文化交流できる
- 英語力アップ(ローカルファミリー選択の場合)
ホームステイのデメリット
- 郊外が多く通学に時間はかかる
- 安くはない
ドミトリーのメリットとデメリット
ドミトリーのメリット
- 家賃が安い
- 色々な人と出会える
ドミトリーのデメリット
- 貴重品管理は自己責任
- ほぼ共有でプライベートはない
- いろいろな人が出入りするのでセキュリティーが不安
ルームシェアのメリットとデメリット
ルームシェアのメリット
- 相場の家賃よりも安く良い物件に住める
- 共有部分もあるが自分のプライベートも確保できる
- 英語力アップ(ローカルルームメイト選択の場合)
ルームシェアのデメリット
- 郊外の場合もあり通学に時間はかかる
- ルームメイトと合わない場合は精神的に疲れる
コンドミニアムのメリットとデメリット
コンドミニアムのメリット
- 人目を気にせず暮らせ、他人に気を使う必要はない
- プライベートはしっかり確保できる
- ワイキキエリアに密集しているため学校から近い
コンドミニアムのデメリット
- 高い家賃
- 住まいのトラブルなどは自分で解決
引っ越しばかりはおすすめではないです
私は当初、なるべく多くの場所や滞在スタイルを経験したいと思っていましたが、実際にホームステイからルームシェアに引っ越しをして感じたのは、そう何回も引っ越しするもんじゃないということです。引っ越しって大変なことなんだとハワイでの生活がスタートしてから思いましたが、日本から総重量約50キロの荷物を持ってくるわけで、生活していれば徐々にそれは増えていきます。その大荷物をまた荷造りして、それをいっぺんに運ぶのも大変ですが移動も車が必要になりますし、更にそれを荷解きする。
引っ越しはとても重労働なので何回もしたくない、出来れば引っ越しは1年の留学の中で、1~2回程度に抑えたいところです。ホームステイをしたあとはドミトリーに移動して、その後ルームシェアで3~4か月ごとぐらいにカイムキ、マノア、ハワイカイなどの様々なエリアを満喫する、という私の妄想は一回の引っ越しで現実を知りました。
オーナーさんも長期契約を好む
それに、これも家探しでオーナーさんとやり取りをしていて分かったことですが、やはり家主は長く住んでくれる人を優先したいと考える人が多いように思います。
3か月など短期で移動されてしまうと、オーナーはまたすぐに次のルームメイトを探さなくてはなりません。やはり長く住んでくれる方が部屋を貸す側にとってもメリットが多いので、もし短期と長期の希望者がいたら、長期で住んでくれる人をオーナーは選ぶんじゃないかなと思います。
アメリカでは借りる人よりも貸す人の方が立場が強いようで、自分が先に物件を見ていたとしても、後から内見した長期滞在希望の人をオーナーが選んだら、いくらその物件を気に入っていても取られてしまうかもしれません。
オーナーや物件タイプにもよると思いますが、自分の希望だけでなくオーナーの希望もしっかり把握しておきましょう。
引っ越しは少ない方がよい
当然のことですが、引っ越しをするには次の引っ越し先が決まっていなくてはなりません。
ハワイでの新生活がようやく落ち着きホームステイの暮らしにも慣れてきた頃に、新たな住まいを探し始めることになるわけです。
学校の授業についていくため予習や復習、更には宿題や英語の学校にも通って充実し過ぎなぐらいいっぱいいっぱいの毎日で、勉強と並行して家探しをしなくてはならないのはけっこう大変でした。
ホームステイでの滞在日数が残り3週間、2週間とカウントダウンが始まるにつれ、早く次の家を見つけなくてはという焦りも生まれ、心置きなく勉強に集中できないときもあり、精神的に良くないな。と感じたことも、引っ越し回数は少ない方がベスト!と思った理由の一つです。
何はともあれ家を探すとき、理想や妄想を突き詰めてしまうといろいろ悩んでしまうかもしれませんが、完璧な物件に出会えるのは運もあると思いますし、ある程度の妥協も必要だと思います。
人それぞれだと思いますが、これは我慢できない、これは譲れる、など自分の中で優先順位を明確にしたら、あとは決断と行動です。
お気に入りの滞在先が見つかるかが留学を成功へ導くポイントです。この記事を読んでくれた方に、納得のいく滞在先が見つかることを願っています。