私はロミロミ留学アドバイザーとして「ロミロミ留学する上で知っておきたい3つの選択肢」というセミナーで、ハワイでかかる生活費の目安は1か月1500ドルぐらいですと説明しています。ご家族からの仕送りがある場合でも、基本的には貯金でやりくりしなければならない留学生にとって、この金額で生活したいという希望も含まれていました。
ブログの内容
毎月の目標予算を1500ドルに設定
ざっくりとした内訳は家賃で1000ドル、その他食費などの生活費で500ドルですが、本当に1500ドルで毎月生活していけるのかを実証してみようと思い、私は自身の留学生活で1か月の予算を1500ドルでやっていこうと目標を立てました。
家賃と生活費のバランスを検証する
しかし世界有数の観光地ハワイ。東京以上に物価が高いと言われているのでレストランなどで外食したらあっという間、交際費や雑費なども含めて生活費が500ドルではだいぶ不安です。もう少し余裕のある生活ができるよう、家賃と生活費を半分ずつぐらいのバランスにしようと思いました。ポイントは一番大きい出費となる家賃をどれだけ抑えられるかということになります。
実際にかかった具体的な費用と内容
1か月目は予算オーバー
ハワイに渡航してから最初の1か月ちょっとはホームステイで、費用は朝晩食事付で1500ドルぐらいでした。これだけで月の予算いってしまいますが、生活をサポートしてくれるホストファミリーの存在がハワイ生活に慣れるまでは必要だと感じていたので、この期間は予算をオーバーしてしまうのは仕方ありません。
また最初はいろいろと物入りです。日本から持参したものもありますが、ハワイで購入しようと思っていたものもあるので、生活を始めるにあたって必要なものを揃えなくてはなりません。家賃以外に定期的に出費する費用も含めて最初の1か月間はトータル2400ドルぐらいとだいぶオーバーしていました。
通信費:30ドル
交通費:60ドル(バス定期※2018年は70ドルに値上げ)【合計:90ドル】
ルームシェアに引っ越して希望の家賃に
ハワイ生活2か月目に突入すると、ホームステイから大きな一軒家でルームシェアに引っ越しました。最初のホームステイ先はカパフルエリアでしたが、カイムキという更にワイキキから離れたエリアに移動したこともあり、家賃750ドルのお宅に住むことができました。希望通り家賃を1か月の予算の半分に抑えられ、自炊生活にも慣れハワイ生活3か月目には1か月間トータル1600ドルぐらいで生活できるようになりました。
節約生活に慣れてくると、バスよりも自転車の方が移動に便利で安いと考え始めます。初めから自転車生活ならもっと節約できたかもしれませんが、ハワイにはレンタルサイクルbikiという自転車が普及しているので、ハワイでの移動手段を自転車に切り替え更に節約することができました。
通信費:30ドル
交通費:15ドル(BIKI)【合計:45ドル】
予定外の出費も想定しておく
ロミノハワイマッサージスクールで不定期に開催されるブラッシュアップコースを受講したり、マッサージの接客英語が学べる接客英会話クラスを取ったり、ホノルルマラソンの申込みをしたりと、まとまって数百ドルの出費が出るときもあります。その月は予算オーバーしてしまいましたが、ハワイ生活4か月目から目標としていた1500ドル前後に抑えられるようになりました。
節約しながらお得に楽しむ方法
家賃、通信費、交通費といった必ずかかる月々の定期的な出費以外で節約できるのはやはり食費、交際費、雑費などです。基本は自炊になると思いますが、目的別でスーパーやファーマーズマーケットを使い分けたり、お得情報をクラスメイトとシェアしたり、飲みにいくときも賢くレストランを使うと楽しく節約ができます。
スーパーは目的別に使い分ける
新聞に入ってくるスーパーのチラシを見るとその週の特売をチェックできます。特にドンキホーテ、TIMES、フードランドは毎週チラシが入るので比較できます。新聞をとっていないお宅でもスーパーの入り口にチラシが置いてあり、事前にチェックしておくとたまに割引クーポンもついているのでお得です。
日本食材はニジヤマーケット、韓国食材はパラママーケットや88パルパル、アジア系の野菜はチャイナタウンなど、お肉はここ、魚はここ、野菜はここ、乳製品はここ、などとスーパーによって主な目的を決めていました。ホールフーズやDown to Earthといったナチュラルスーパーもそこまで安くはありませんが見てるだけでも楽しく、スーパー巡りが趣味のようになっていました(笑)。
ファーマーズマーケット
ファーマーズマーケットではスーパーと比べて消費税がかからなかったり、常連になってお店の人と顔見知りになるとたまにおまけしてくれたり、見切り品で激安なものが買えることもあります。有名なのはKCCのファーマーズマーケットでいつも観光客で混み合っていますが、ハワイでは毎日どこかしらでファーマーズマーケットをやっているので、天気もいいと朝から楽しく買い物ができてとても気持ち良いです。お店によっては現金しか使えない、クレジットカードが利用できる、消費税がかかる場合もあります。またECOバッグを必ず持参していくことをおすすめします。
飲みたいときはBYOBのお店へ
たまに外食を楽しみたいときはお酒の持ち込みがOKのお店、BYOB=Bring Your Own Beerで飲むようにしていました。ビールやワインは日本よりも安いのでお酒をよく飲む人にはとても助かります。お酒を購入するとき、またレストランで飲むときは必ず写真付きIDの提示が必要なので注意しましょう。
ハッピーアワーは要チェック
日本でもやっているお店を見かけるようになりましたが、ハワイでは大体のお店でハッピーアワーをやっているところが多く、お酒やおつまみがとても安くなるので大変お得です。
またこれもハワイ文化なのかなと思いましたが、レストランの食事でボリュームが多く食べきれなくても基本的に残り物はお持ち帰りができます。けっこうな高級レストランでリクエストしても嫌な顔ひとつせずBOXに入れてくれるので、翌日の朝食やランチとして活躍してくれました。
ROSSも定期的にチェック
学校の目の前にあるROSSは衣類やカバン、靴やアクセサリー、雑貨や化粧品、食品などを激安で購入できます。日差しの眩しいハワイで必須のサングラスやハワイらしいスポーツウェアなども安く、化粧品などは在庫限りで頻繁にラインナップが入れ替わるので、通学の前後に時間があれば必ずチェックしていました。帰国時に多くなった荷物を入れるのにスーツケースをこちらで安くGETできました。
店舗名 | Ross Dress for Less |
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住所 | 333 Seaside Ave, Honolulu, HI 96815 |
営業時間 | 日曜-木曜7:00~1:00 金曜-土曜6:30~1:00 |
電話番号 | 808-922-2984 |
ホームページ | https://www.rossstores.com/ |
ROSSはワイキキ以外にダウンタウンやアラモアナ、カハラなど複数店舗があります。またGoodwillというお店もいくつかあるリサイクルショップになりますが、とても穴場で状態の良い衣類や雑貨を更に激安で買えるので掘り出し物をGETできます。帰国するとき持ち帰らないものを寄付することもできます。
まとめ
1か月の予算1500ドルに対して家賃、通信費、交通費を引くと残りは約700ドルです。これを1か月の30日で日割り計算すると1日大体20ドル使えますが、その半分の1日10ドルを目標にするようにしました。普段はなるべくお金を使わないよう節約していましたが、友達と遊ぶときはとことん遊ぶといった感じでメリハリをつけるようにしたので我慢をしていたという実感はあまりありません。ハワイ生活での家計簿をあとから振り返ると私は友人と飲みに行ったり外食したり交際費がけっこうかかっていましたが、最終的に約1年間でかかった生活費の総合計は約17000ドルという結果になりました。最初はけっこうオーバーしましたが後半で挽回したので、平均すると1か月あたり約1400ドルぐらいで生活することができ、この目標は無事に達成することができました。
あくまでこれは私のパターンですのでどのような生活をするかで個人差があります。食費はだいぶ安く済んだと驚かれました。長期の海外生活では何が起こるか分からないので、生活費にはもう少し余裕を持っておくことをおすすめします。