パスポートと預金残高証明のコピーを学校にメール送付で送付すると、後日学校から「I-20」と「I-901」という2つの書類がPDFデータで添付され返信がきます。メールでPDFデータが届いた後に、原本はハワイから郵送されてきます。
I-20とI-901とか聞いたこともない名前の書類だと思いますので、それぞれの書類について解説したいと思いますが、まずは留学の仕組みについて説明したいと思います。
ハワイへ留学の仕組み
ハワイに限らずアメリカに留学するにはビザを取得しなければなりません。ビザというのは目的に合わせた滞在許可書の事で、マッサージ留学をする場合はM-1ビザという留学ビザ(非移民ビザ)が必要になります。M-1ビザを取得するには、学校からの入学許可書(I-20)とSEVIS(留学生情報管理システム)への支払いを行い、大使館面接を経て、M-1ビザを取得できるのです。
SEVISとは
Student Exchange Visitor Information Systemのそれぞれ頭文字をとった略ですが、アメリカ政府が留学生などの情報を管理するシステムのことになります。911の同時多発テロ以降、アメリカに渡航する留学生やインターン生などの管理を強化するために国土安全保障省によって作られたデータベースで、以下のような内容を留学生はSEVISに登録しなければなりません。登録情報は下記の通りになります。
- 名前
- 住所
- 性別
- 生年月日
- 在学情報
M-1ビザを取得するための登録費用は200ドルで、登録するとSEVISのID番号が取得できます。200ドルの支払いと登録は学校側が行ってくれます。学校での手続きが完了すると自分宛にSEVISから登録と支払が受領されたメールも届きます。
ロミノハワイマッサージスクールへ留学の申込みをした際、お申込金として580ドルクレジットカードでチャージされますが、このお申込金はI-20の発行とSEVIS登録の費用になります。
I-901とは
SEVISに200ドルを支払った確認書、領収書の事をI-904と呼びます。I-904には支払証明と名前、メールアドレス、住所、支払日や生年月日、ステイタスなどが記載されています。
I-20とは
アメリカ政府に認可されている学校から発行されてきますれる入学許可書になります。認可を受けていない学校はI-20を発行することはできません。
I-20にはSEVISのID番号や名前、出生国や自分が留学する学校の情報、どんなことを勉強するのかプログラムの内容や期間、留学でかかる授業料などの費用や個人の資金などの財政情報などが記載されています。
申し込み時に預金残高証明のコピーを学校に提出しましたが、個人の資金の部分に残高の金額が反映されています。I-20に記載されている資金の部分は留学中に収入を得なくても生活していけるのに十分な金額が記載されている必要があります。
このI-20に記載されている金額を裏付ける補足書類として預金残高証明の原本が大使館面接の際に必要になります。
I-20はビザを取得するための大切な書類ですが、ビザ取得後も留学期間中はもちろん日本に帰国するまで、パスポートと同じくらい重要なので大事に保管しておきましょう。
I-20とI-901は、ビザを申請する上で最も重要な書類になります。
私の体験談
ロミノハワイマッサージスクールからI-20とI-901の原本が自宅に届きました。封筒の中にはお手紙も同封されていました。まずはI-20の原本に学生本人がサインをする欄があるのでそこにサインと日付を記入しなくてはなりません。
まだその時は英語のサインに慣れていなかったので、サインをするのに失敗しないかドキドキしました。あとは、無事ハワイから届いたことを学校へメールで一報入れたら完了です。お手紙にはメッセージもありました。
ただ書類を郵送されるだけじゃなく、留学準備を応援してくれているようで嬉しく思いました。